アップライトとグランド、買取はどう違う?相場と売り方の差
アップライトとグランド、同じピアノでも買取はかなり違います。相場の幅、搬出のしやすさ、業者の需要——この3点で差が出ます。売ろうと考えているなら、自分のピアノがどちらのタイプで、何が違うのかを先に知っておくと段取りが立てやすくなります。
- 相場の幅 … アップライトは数千円〜数十万円、グランドは数万〜数百万円と幅が広い
- 搬出 … グランドは解体・クレーンが必要なケースがあり、搬出費用がかかりやすい
- 需要 … アップライトは国内外に安定した需要、グランドは機種・状態による差が大きい
相場の幅はどれくらい違う?
アップライトピアノは、ヤマハ・カワイの主力機種(U1・BL61など)で状態が良いものなら数万〜十数万円が多く、人気機種の程度の良いものは数十万円台に届くこともあります。一方で古い無名機や状態の悪いものは数千円、あるいは引き取り費用がかかるケースもあります。
グランドピアノは相場の幅がさらに広くなります。ヤマハCシリーズ・カワイGLシリーズなどの入門機でも状態次第で数十万円、フルコンサート規格に近いモデルや希少機種は数百万円を超えることがあります。ただし、グランドも状態が悪ければ評価は下がります。「グランドだから必ず高い」わけではなく、機種と状態の掛け算です。
グランドピアノの相場の詳しい情報はグランドピアノの買取相場と高く売るコツにまとめています。
搬出の手間と費用はどう違う?
アップライトピアノは、階段や通路の幅の問題がなければ、2〜3人の作業員が台車と毛布で運び出せます。一般的な搬出なら追加費用なしか、数千円程度の場合が多いです。二階にある場合は窓や階段から吊り出す必要があり、別途費用がかかります。
グランドピアノは搬出がより複雑です。まず脚と鍵盤部を取り外して横倒しにする解体作業が必要で、これだけでも時間と人手がかかります。さらに、マンションや二階以上の部屋にある場合はクレーン車が必要になることがあり、クレーン費用は数万円規模になることも珍しくありません。搬出費用がかかる分、買取額から差し引かれる形になることもあるので、事前に確認しておくと見積もりがブレません。
搬出費用の詳細はピアノ買取の搬出費用と相場、マンションでの搬出についてはマンションのピアノ搬出も参考になります。
需要の傾向はどう違う?
アップライトは国内の音楽教室・個人需要と、東南アジア・中国を中心とした輸出需要の両方があります。ヤマハ・カワイは特に海外での評価が高く、国内で「古い」とされる個体でも輸出先で需要があることがあります。需要が比較的安定しているため、査定が付きやすいのがアップライトの特徴です。
グランドは国内外の需要があるものの、機種によって需要に偏りがあります。ヤマハC3・C5・カワイGX-3などの中〜大型機はプロや音楽学校に需要があります。一方で入門グランドは、上位機に買い替えを検討するユーザーが多く、買取業者の在庫バランス次第で評価が変わることもあります。
どちらの方が「高く売れる」?
単純には比べられません。グランドは上限が高い半面、搬出費用や需要の波で実際の手取りが変わります。アップライトは相場の上限は抑えめですが、搬出がシンプルで業者が見つかりやすいという安定感があります。重要なのは「タイプ」よりも「機種・状態・年式」です。
タイプで決めず、まず実際の評価を複数の業者に確かめる
アップライトかグランドかで、搬出の難しさも相場の幅も違います。でも最終的な手取り額を決めるのは業者の評価で、同じ一台でも業者ごとに数万円の差が出ることはよくあります。そこでおすすめなのが、ピアノの一括査定を利用すること。アップライトでもグランドでも、型番と写真をもとに複数の専門業者が同時に見積もりを出してくれます。お住いの地域でいちばん高く評価してくれる業者が一目で分かり、申込みはネットで数分、連絡はメールでもらえます。利用は無料です。どちらのタイプでも、まずは下記から実際の評価を聞いてみてくださいね。
