フローラ(浜松・ドイツ部材の中堅)ピアノの買取相場と高く売るコツ
「廃業した無名メーカーだから値が付かないかも」——そう諦めるのは早いです。フローラは、ドイツ製の弦とハンマーを輸入して国内で丁寧に組み上げた、真面目な設計の国産ピアノ。廃業・マイナーと安く見られがちですが、素性を知る業者には正当に評価される 一台です。
- 造ったのは浜松の フローラピアノ製造(株)(1961年創業・1986年頃に廃業)。ドイツ部材を使う真面目な設計 の中堅メーカーです
- 弦にドイツ製 レスロー(Röslau)、ハンマーにドイツ・レンナー(Renner)社製 フェルトを使うモデルがある本格派
- 同社は アールウィンザー(EARL WINDSOR) の製造元で、日本ビクター向けピアノのOEM も手がけました。ただしフローラ名義の中古流通自体は少なく、業者ごとの評価がばらつきやすい ブランドです
ヤマハ比: 格下(同クラスのヤマハの相場が上限の目安。実勢はそれ以下)
フローラ自体の確かな買取価格点は取れていませんが、作りの近い同レベルの他社の実勢が見当の目安になります。
あくまで同格ブランドの参考値です。とくにアールウィンザーはフローラと同じ製造元なので近い水準が期待できますが、フローラ固有の確かな相場点は無いため、最終的な額は一括査定での要確認になります。
なぜ、廃業メーカーでも評価されるの?
フローラは静岡県浜松市の フローラピアノ製造株式会社 が手がけた国産ピアノです。1961年創業、ピアノ需要が落ち込んだ1986年頃に廃業しているため、いま市場に出ているのはすべて中古。ただ「廃業した無名メーカー」という第一印象だけでは語れません。作りの肝は ドイツから部材を輸入して国内で組み立てる手法 にあります。弦にはドイツ製の レスロー弦、ハンマーにはスタインウェイ等にも採用されるドイツ・レンナー社製フェルト を使うモデルがあり、響板にはスプルース(えぞ松)系を用いる個体も。奇をてらわず、良い部材を誠実に使う のがフローラの持ち味です。手入れされた個体は深みのある音を出すと評され、海外では「MADE IN JAPAN」の良質ピアノとして需要があります。さらに知っておいてほしいのがブランド関係で、大手販売店向けの アールウィンザー(EARL WINDSOR) を同じ工場・同じ基本設計で製造 していました。あの「アールウィンザー」はフローラが造ったピアノなのです。加えて音響メーカー 日本ビクター のピアノもOEM受託しており、ビクター名義の一部はフローラ製。廃業・マイナーというラベルの裏に、これだけの実績が積まれていた中堅メーカーでした。
少しでも高く売るコツ
- 型番と製造番号を伝える … アップライトなら本体上部のふたを開けた内部の金属フレームの刻印で確認できます。年式の特定にもつながり、査定がスムーズになります
- 「ドイツ部材を使った国産の中堅」だと伝える … レスロー弦やレンナー製ハンマーなど、素性を評価できる業者ほど安く見られにくくなります
- アールウィンザーと同じ製造元だと添える … 同じ工場・同じ基本設計だと分かると、無名扱いを避けられます
- 年式・調律やメンテの履歴を添える … 状態に音色が左右されやすいピアノなので、整備の有無が効きます
フローラを、いちばん高く売るには
フローラ名義の中古が少ないというのは、裏を返せば「業者によって評価がバラバラになりやすい」ということです。ドイツ部材の素性を知らない業者に当たると、廃業・マイナーというラベルだけで値段を叩かれ、本来付くはずの額がつかないまま終わります。だからこそ有効なのが、複数の業者に同時に当てる一括査定です。素性を正当に評価できる業者が必ず一社はいて、相見積もりを取るだけで「本当のフローラの値段」が浮かび上がります。申込みはネットで数分、審査を通った業者だけに絞られていて利用は無料。気に入らなければキャンセルも自由ですから、まずは下記から確認してみてください。
